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防災訓練

12月3日(土)10:00から50名を超える参加者を得て防災訓練を実施しました。

まず、桃谷会館内にて携帯発電機、非常用無線機、携帯トイレの取り扱い説明があり、会館前で発電機の始動体験を行いました。その後桃谷公園入口に移動し、消火放水のための地下貯水槽マンホールの開け方、揚水ホースの設置、携帯放水ポンプの発動方法について説明があり、桃谷運動場で放水の実地体験を行いました。

 

放水準備

中央消防署から消防車など3台が訪れ、同署の担当職員の方々から実物の消防機器を操作しながらの説明がありました。

まずは、放水を行う際の姿勢。きわめて高圧で反動が強いため姿勢が決まっていないと飛ばされたりホースが飛び跳ねます。また、放水は炎ではなく燃えているものに水をぶつけます。次に地下貯水槽マンホールの鉄蓋の開け方です。非常に重いため必ず2人掛かりで行います。マンホールを開けたら、周囲を簡易サクや通行止めコーンなどで囲います。貯水槽は深いため、転落すると危険です。マンホールにホースの吸い込み口を入れ、放水ポンプにセットしますが、放水ポンプは携帯発電機ほど簡単に始動できず、相当の力が要ります。

 

放水体験

貯水槽からホースを伸ばし、運動場にて放水体験を行いました。ここで注意することは、先に説明した放水の姿勢に加えて、放水ポンプの位置と放水するところが離れていることが多いため“放水体勢OK”“放水開始”“放水止め”などの合図が肉声では届かないことです。従って途中の要所要所に人が立って、あらかじめ決めておいた手振りのサインなどで合図を確実にリレーしなければなりません。

当日は秋晴れの“防災訓練日和?”で、放水のレースカーテンが背景の運動場の紅葉に映え、美しく輝いていました。

 

古いカセットガスボンベに注意!

長期間保管していたカセットボンベを使っていて火災が起きる事故が最近多いため、今回の訓練の中で中央消防署の方から説明と注意喚起がありました。

 カセットをコンロにセットした際、ガスが出る細い管の根本にあるパッキングゴムの経年劣化によるもので、ゴムが硬くなっていてコンロにセットした際ガスが漏れて起きるものです。製造後7年以上経過したものに多いとのこと。漏れるとき音もなくゆっくり漏れるため気づき難いですが、漏れだすと臭いがします。また錆の出ているものや変形しているものは要注意とのことです。